異常だよ?お前がおかしい。は正常な人へのガスライティング攻撃の裏返し
「異常だよ?」
「お前がおかしい」
「病院に行ったら?」
嫌がらせをしてくる人間にこんなふうに言われたことはありませんか?
これは「私は正常なあなたにガスライティングの嫌がらせをしています。」という意味です。
その裏返しです。
あなたは初対面の人に突然異常だと言いますか?
あなたは隣人におかしい人だと面と向かって言いますか?
むしろおかしなことをしてくる人間こそ、相手に
「異常だ!」
「お前がおかしい」
と声をあげると感じませんか?
そうしてくる理由は以下のようなものだと感じませんか?
- 自分のやましい行為を隠すため
- その責任を被害者に転嫁するため
それを裏付ける資料があります。
海外のチャリティー団体による記事に書かれていました。
- Gaslightingは感情的な虐待の一種であり、心理的に誰かを操作して自分の正気を疑わせます。
- 被害者の隔離と脆弱性を高め、それにより虐待者のコントロールを高めます。
- 被害者の明確な思考能力や本能や本能を信頼する能力を失うため、被害者の自己感覚を破壊することを目的としています。
- 被害者は、混乱、矛盾、恐怖の世界に閉じ込められた、虐待者によって作成された非現実的な世界に囚われます。
- ガスライティングは、虐待者が認めたくないものを被害者が感知または目撃したときに、虐待者によってしばしば導入されます。
- 彼らは、生存者が実際に経験している、知覚している、または感知しているものは何でも拒否します。
- 虐待者は、被害者の状況に対する認識/理解がクレイジーで無意味であることを暗示または主張するため、これは単に反対することとは異なります。
引用:ロンドンチャリティ団体「Solace Women's Aid」
- 虐待者が認めたくないもの → 嫌がらせをしている事実
- 状況に対する認識/理解をクレイジーで無意味に → 「お前は異常だ!」「お前がおかしい」
隔離と脆弱性を高める、というのは「引きこもりにさせる」ことも含まれているかと思われます。
孤立させれば同様の状態に追い込むことができます。
しっかりと状況を説明すれば、ガスライティングであることは第3者にも分かります。
(第3者が加害者だったらもちろん無理ですが、あまりにも理解されなければ逆に加害者であることの判断にもなります。)
また、ガスライティングはマニュアル化されているようで、加害者側のみなさんは口を揃えたように「お前が異常だ」と訴えます。
もちろん、その加害者からは自分の嫌がらせを隠したい欲求、心理的虐待をしたい欲求がよく見えます。
だからこそ、あなたの感じ方をすべて否定するのです。
自分が意図的に嫌がらせを仕掛けている事実を隠したいからです。
つまり、あなたの感じ方は「至極正常で正しい」ということの裏返しです。
褒め言葉として受け取っておきましょう。
※「条件付け」(アンカリング)がされている可能性も視野に入れておくと、より客観的に状況を判断できるかと思います。関係ないことにも嫌がらせの意図があると錯覚させられる、心理学的な攻撃です。
人間は言葉だけでコミュニケーションを取っているわけではありません。
ペットがいる方は特にそれがよく分かるのではないでしょうか?
ペットが喜んでいるかどうかは、ペット自身が「私は喜んでいます」と言葉を発するわけではありませんよね?
ペットが悲しんでいるかどうかは、ペット自身が「私は悲しいです」と言葉を発するわけではありませんよね?(笑)
「人間は非言語的コミュニケーションを、顔の表情、顔色、視線、身振り、手振り、体の姿勢、相手との物理的な距離の置き方などによって行っている。」
引用:人間関係の心理と臨床(秋山 俊夫 (編集), 鶴 元春 (編集), 上野 徳美 (編集))
つまり、正常に非言語コミュニケーションができるからこそ、嫌がらせが成立するわけですよね?
非言語コミュニケーションが取れない人に嫌がらせをしても、その意図が伝わりません。無意味になります。
誰かに説明するときは、ガスライティングという心理的虐待方法が存在していることを交えながら説明すると、理解してもらいやすくなるのではないでしょうか?
ガスライティングの存在が一般に広く浸透すれば、さらに被害者の気持ちが理解されやすくなるはずです。
イギリスではガスライティングを罰する法律も存在します。
以下のハースト婦人画報社が運営しているサイトでもガスライティングが紹介されています。