hgkks’s diary

頭のおかしな人間が増えた理由はおかしな人間の子孫が増えたから?

頭のおかしな人間が増えて日本が住みづらくなった理由はおかしな人間の子孫が増えたから?

 

親の顔が見てみたい…

常人では考えられない行動をする…

 人の迷惑を顧みない…

 

こうしたおかしな人間が増えた理由はその子孫が増えたからでしょうか?

遺伝との関係が気になったので文献などを参照して調べてみました。

 

まとめると、

  • サイコパスの遺伝は8割
  • 殺人犯の脳は前頭前野が活動していない
  • 前頭葉の遺伝の影響割合は5~6割
  • 性格の遺伝も5割程度
  • 犯罪者の実の親を持つ養子は、非犯罪者の実の親を持つ養子より犯罪率が高い
  • 秩序違反は犯罪につながる社会的リスクとして警察庁でも対策に取り組んでいる

という結果が見られました。

 

(参考)

  • 瀧靖之(2016),『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える 「賢い子」に育てる究極のコツ』,文響社.
  • 瀧靖之著(2017),『16万人の脳画像を見てきた脳医学者が教える「脳を本気」にさせる究極の勉強法』,文響社.
  • バーバラ・オークレイ『悪の遺伝子』(イースト・プレス
  • 「暴力の解剖学:神経犯罪学への招待」エイドリアン レイン (著)p.108)。
  • 性格は遺伝で決まるって本当ですか? | 日本心理学会
  • 犯罪につながる社会的リスクの低減の必要性 警察政策学会資料 第71号

 

頭のおかしな人というのは人の迷惑を顧みない、迷惑行為を平気で行ったり、人を平気で傷つけることができる、そうしたことに罪悪感を感じない人とすると、それらは秩序違反を常態的に起こしやすい人ということになるでしょう。

 

秩序違反が多い場所では犯罪が多くなるという割れ窓理論があります。

 

「犯罪者」と言うと、おかしな人間とはまた違った存在だと思うかもしれませんが、上記のような迷惑行為をなんとも思わないというのは、犯罪者と同様に前頭前野の活動が現れにくいと見られるのではないでしょうか?

 

ある病院の話では

前頭葉が障害されると「こう言ったら相手はどう思うか」などという想像ができなくなる

とも言われています。

 

おかしな人間は、自分が行う迷惑行為の結果を想像できないのではないでしょうか?

 

相手が嫌がることを分かってわざとする人間もいますが、それも罪悪感という歯止めがないからできることです。

実際に、右前頭葉に障害を負うと、罪悪感がなくなるという話もあります。

 

交通事故に遭って右前頭葉を損傷した人が、店のものを勝手にとってしまうようになる。

右前頭葉の働きが鈍ると罪悪感が生まれなくなる - [著]加藤俊徳 - 犬耳書店

 

窃盗は極端な例ですが、人を傷つけても罪悪感がないというのは、やはり前頭葉になにかしらの機能障害がある可能性もあるのではないでしょうか?

(もちろんこうした人間が病院に行って脳検査を受けることはないでしょう。)

 

そうしたおかしな人間が子孫を残した場合、前述のように、それが遺伝する可能性があるわけです。

 

以下は参考文献などの一部を引用しています。

 

 現代の精神医学では、犯罪を引き起こすような精神障害は「反社会性パーソナリティ障害」と呼ばれている。とはいえ、ずるがしこいひとや残酷な人間はどんな社会にも一定数いるし、これを安易に治療の必要な「病気」にしてしまうと、刑法における責任能力との関係でやっかいな問題が出てくるから、どこからを「障害」と見なすかはあいまいにならざるを得ない。

 だがそれでも、誰が見ても「異常」な人間はいる。

 イギリスで、1994年から3年間に生まれた5000組の双子の子どもたちを対象に、反社会的な傾向の遺伝率調査が行なわれた。それによると、「冷淡で無感情」といった性格を持つ子どもの遺伝率は30%で、残りの70%は環境の影響だとされた。この「環境」には当然、子育ても含まれるだろうから、これは常識的な結果だ。

 次いで研究者は、教師などから「矯正不可能」と評された、きわめて高い反社会性を持つ子どもだけを抽出してみた。

 その結果は、衝撃的なものだった。 

 犯罪心理学サイコパスに分類されるような子どもの場合、その遺伝率は81%で、環境の影響は2割弱しかなかった。しかもその環境は、子育てではなく友だち関係のような「非共有環境」の影響とされた。

バーバラ・オークレイ『悪の遺伝子』(イースト・プレス

 

 

 

米国のジェフリー・ランドリガンという犯罪者の例を見てみましょう。彼は1962年生まれですから、そう昔の人物というわけではありません。

ジェフリーは生まれてすぐに養子に出され、それなりに裕福な環境で育てられました。ジェフリーは、感情の制御ができず、すぐに癇癪を起こす子どもでした。

また、惑溺しやすい質でもあったようで、わずか10歳で酒びたりになってしまい、11歳になると強盗事件を起こして逮捕されました。その後は、薬物中毒になり、殺人を犯して収監されますが、脱獄してさらに殺人を犯し、再逮捕されてしまいます。

死刑囚として過ごしていたアリゾナで、同じく収監されていた囚人から、ジェフリーは「アーカンソーでお前とよく似た詐欺師に会ったよ」という奇妙な話を聞きます。外見ばかりでなく、言動もジェフリーによく似ていたというこの人物こそ、彼の実の父親だったのです。この人もまた、薬物の常習者で犯罪を重ねており、脱走歴もあったといいます。

さらには、そのまた父、つまりジェフリーにとっては祖父に当たる人物も、同じように強盗事件を起こし、ジェフリーの父の目の前で射殺されていたのです。


「幸福度」にも遺伝が関係…?
犯罪心理学者のレインは、双子を対象とした研究の結果、子どもの反社会的行動の40%から50%は、遺伝によって説明できると主張しています。

さらに、両親、教師、同世代の友達という3者の情報提供者の評価を平均して、対象となる子どもが実際どのように行動しているかを抽出したところ、環境要因はわずか4%に過ぎず、残り96%が遺伝によるものであったとしています。

また、同じく心理学者のメドニックは、デンマークにおける養子の犯罪を調査し、犯罪者を実の両親に持つ養子が成人後に犯罪者になる割合を、非犯罪者を実の両親に持つ養子よりも高いとしています。

イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン発達精神病理学教室教授のヴィディングが双子の幼少期の成長に関する研究をし、顕著にサイコパス的な特徴を持つ双子の反社会的行動は遺伝の強い影響を受けており、要因の81%が遺伝性である、としました。

ただ、こうした調査結果は注意深く取り扱う必要があります。この記事を読まれた方も、人権への配慮ということを念頭に置いて情報を取り扱っていただけたらと願います。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/55581

 

 

 

サイコパスは8割が遺伝、性格や前頭葉は5割程度。

 

5割を多いと見るか少ないと見るか。

 

環境によって改善できると見ることもできます。

家庭環境ではなく友人関係による部分が大きい環境面。

ではその友人も別の友人による影響ということでしょうか?

 

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